2007年8月7日火曜日

うれしいこと、かなしいこと


人生も半ばを過ぎるあたりから、出会いと別れでは、別れの方が多くなってくるように思われます。
その別れは人だけではなく、音楽、アート、本、等々にも言えると思います。
若い頃はヒマさえあれば、好奇心にまかせ、かたっぱしから本を読み、美術館に行き、そして音楽を聴きまくったものです。
いつの頃からか新しいアーティストにあまり興味を示さなくなり、示してもこのアーティストのすべてを知りたいという欲求が少なくなりました。
結果、好きなアーティスト、著者は年々減って行き、寂しい思いをすることも多々あります。
ピアニストのアンドレ・ギャニオンさんは、私の学生時代、最も多くの時間を割き聞き入ったアーティストです。
正直な所、音楽にほれてCDを購入したのではなく、ジャケットの写真があまりにも美しかったため、一目惚れして購入しました。
このCD、夕暮からを聞いて、ジャケットを見たとき以上の衝撃を憶えました。
以来20年以上ファンであり続けています。
さて、このギャニオンさん、前回のコンサートの最後に、いつもの決め台詞の来年また会いましょう、という一言が無く、もう2度とコンサートを聞くこともないのか。。。と複雑な気持ちになっていました。
が、今年の11月にコンサートが開催されると聞き、久々に興奮しましたが、情報を詳しく見ると、なんと、ラストコンサートとなっているではありませんか。ちょっと切ない気持ちになりましたが、今回が最後となると、是非コンサートに行こう!と決心しました。
チケットはプレリザーブというのをお願いしますが、良い席が購入できるかどうかは運次第。しばらく行いを良くすることにします。

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