2010年11月21日日曜日

Portfolio Review in Tokyo 3rd.


昨日都内で行われた第3回ポートフォリオ・レヴューに参加いたしました。
前回から暫く忙しかったため(←言い訳・・・)、今回は特に新しい写真は用意せず、ポートフォリオのブックとしての完成度を高めるため、いろいろと工夫いたしました。
まず、前回までにHASHIさんから指摘されていた3項目
・表紙、タイトル等を入れると良い
・ポートフォリオに対する文章を用意すると良い
・より大きな映像素子(フィルム含む)の機材を導入すると良い
のうち、最初の2つについて解決すべくいろいろとやってみました。
(最後の項目はお財布と相談が必要なため、保留中・・・)
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タイトルはいろいろと考えましたが、『移り行く情景の一瞬を固定し作品としたい・・・』という思いがあるため、
『一瞬の美 Beautiful Moment.』としました。
英語表記につきましては、今後翻訳ができる友人に相談し、より良い表現がないか探って行きます。
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文章はこれもまたいろいろと考えましたが、思いきって詩的表現にしてみました。
『 花風に舞う桜の花弁、蜘蛛の巣についた朝露の輝き、黄昏色の空。美しいと思った瞬間に情景は別の表情となり、変化を続ける。やがて美しかった情景の色は褪せ、静寂の時が訪れる。

 一瞬の美を捉え永遠の命を吹き込む。

 永遠の命を吹き込まれた情景は作品となり、いつまでも美を表現し続ける。』
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この他、今回工夫したところは、リフィルを使用せず紙質そのものも見てもらう、一部作品の余白部分を黒にし花色が目立つようにする、といったところです。
文章は私のダミ声では風情もへったくれもないので、スタジオスタッフの方にお願いし朗読していただきました。
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今回の結果は、
・紙質によっては光の反射がうるさいためいろいろな紙をためしてみたほうが良い
・黒縁は飽きるため作品を何度も何度も見て黒縁を採用するかどうか考えた方が良い
とのことでした。参加者からも貴重な意見を頂戴し、大変参考となると同時に、自分の考えを再確認するためにも大変良い経験でした。