2009年6月23日火曜日

新月光浴


石川賢治さんの写真展『新月光浴』が品川キヤノンギャラリーで開催中です。
ラフォーレ原宿で『月光浴』を観てから約20年。
どのようなきっかけで『月光浴』を観にに行ったのか記憶にありませんが、写真展会場に入ったときの衝撃は今でもはっきり覚えています。
暗い会場、枯れ木等をディスプレイし、虫の鳴き声のテープが流れ・・・
その時まで観たどの写真展より『魅せる』感じが出ておりました。
写真展とは写真を見せるだけでなく、如何に雰囲気を味わってもらうかが重要ということを初めて認識した瞬間でした。
いつか私も雰囲気のある写真展を開催したいとその時決意(←大げさ・・・)しました。
結局当時の『月光浴』は会期中に3回行きました。
当時会場では『月光浴』の写真を販売しており、悩みに悩んだ末、購入しませんでした。
今ではあまり考えることなく自由になる金額ですが、当時学生であった身には、とてもとても大金でした。
あの時プリントを購入していたら・・・きっと今とは違う写真を撮り、違う人生を歩んでいたかもしれません。
それほどまでに影響のあった写真展でした。
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今回のキャノンギャラリーではきっと大判プリントを観ることができると期待しております。
(枯れ枝のディスプレイ、虫の音はちょっと無理かな・・・)
今回は何回観に行けるかしら・・・
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石川賢治写真展『新月光浴』~July 23,2009
キヤノンギャラリー
石川賢治『月光浴』

2009年6月22日月曜日

剣岳


日曜日の午後山岳会の先輩の誘いに乗り『剣岳 点の記』を観てきました。
個人的に・・・邦画はあまり観ない方なんですが、一つは山の話であったこと、もう一つは最近の邦画は良い作品が多く出始めたことなどの理由で観に行ってきました。
上映時間は約2時間半、ずいぶん長尺だなぁと思っておりましたが、見始めたらあっという間でした。
感想はとても面白かったです。
(一部原作にはないことなどもありましたが、映画を面白くする演出ということで・・・)
数年前に小田原のオリオン座が閉館し、映画館からは足が遠のいておりましたが、最近の映画館は豪華絢爛。田舎の全席自由席、立見ありの映画館も好きですが、しゃれた劇場もいいですね。(まあ、予約等が複雑で、オヂには敷居が高いですが)
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さて、映画の後は別のお楽しみ。
山岳会の先輩方と飲みに行くと、普段行かない店に行け、なかなか楽しいものがあります。
今回は、wired cafeに行きます。
ちょうど夕食時ということもあり、私は大好物のロコモコを注文。メニューにはこれまた大好物のしそ焼酎『鍛高譚』がありましたのでロックで注文。
取り合わせについては突っ込まないでください。
ほろ酔い加減で家に向かいました。
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この日予約予定であった、OLYMPUS E-P1の予約をすっかり忘れてしまいました・・・とほほ・・・
何しに新宿まで行ったのか・・・

2009年6月14日日曜日

ずんだ大福


本日所用にて平塚に行ってきました。
駅前は七夕まつりの準備でしょうか?商店街の方々が大掃除をしておりました。
ここ数年平塚七夕まつりに来ておりませんので、今年は行ってみようかしら?
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で、所用を済ませ駅に向かって歩いていると。。。なにやら興味深げな文字が見えます。『ずんだ大福』。
私、実は『ずんだ餅』に目がなく、『ずんだ』と聞いただけでうきうき、そわそわ。
早速お店に入ると、店員さんの愛想も良く、いろいろな和菓子が並んでおります。
結局『ずんだ大福』と『コーヒー大福』を購入しました。
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『ずんだ大福』とっっっても美味でした。(もっと買ってくればよかった・・・)
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ちぐさ本舗

2009年6月13日土曜日

白アジサイ


今朝早く近所の白アジサイを撮影してきました。
まだ5分咲きといったところで、来週末あたりが満開といったところでした。
あまりにも朝早かったので、シジミチョウがそこかしこで休んでいました。
昨年は雨の合間に撮影し、それなりに雰囲気のある写真が撮れましたが、今年はまだ梅雨らしくなく、少し物足りない感じでした。
(仕事中、山行中の雨は嫌ですが、撮影中の雨は気にしない・・・我ながら変・・・)
来週末、霧雨等が降ってくれるとBESTなんですが、いかがでしょう?オテントウ様・・・

2009年6月10日水曜日

都内をおさんぽ(2009.06.06)


またまた都内をおさんぽ。
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新宿京王百貨店にて開催されていた北島雅子さんの個展に行ってきました。
北島さんはガラスに砂を吹きつけ削る、サンドブラスト技法でグラスや器を作成している作家さんです。
今回は『黒』のガラスを使い作品を作成したとのこと。削っていない所は漆黒、削られた所は墨を流したような感じで仕上げられておりました。
北島さんによれば、ガラスで黒を表現するためにはいろいろな色を混ぜ合わせて黒にし、薄くなった部分はグレーではなく別の色が顔を出すことが多々あるとのこと。
どれも美しく魅力的に仕上がっており、とても迷いましたが、今回は『杯』を購入させていただきました。
モチーフは野いちご、ブルーがとても涼しげです。
夏の飲酒が少〜し楽しみになりました。
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続いて目黒はBlitz Galleryさんで開催中の高橋和海写真展「Moonscape -High Tide Wane Moon-」に行きます。
先週だったと思いますが、新聞に高橋さんの写真が掲載されており、『おお!見に行かなくては』と思い目黒までやってきました。
ギャラリーのアクセスマップを見ると、学芸大学駅から徒歩か目黒駅からバス、と書いてあります。
バスも電車の乗り換えも苦手なので、思い切って目黒から歩きます。
約20分でギャラリーに到着です。
会場に入ると、『月の写真』『月の光で撮った写真』がお出迎えです。
どの写真も素晴らしく、写真の表現の広さを感動です。
あまりの素晴らしさに会場にいらした、高橋さんの教え子(?)、高橋さんのファンの方とお話させていただき、限定の写真集を購入して会場を後にしました。
ちなみにこの写真集、アメリカでは完売してしまったとのこと、私が購入した後、残数は1冊でした。
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北島雅子オフィシャルホームページ
がらす工房童夢
高橋和海写真展「Moonscape -High Tide Wane Moon-」
~ June 13,2009 ※今週の土曜日までです。オススメの写真展なので是非。
blitz-gallery

2009年6月7日日曜日

誇りと復讐


久々にジェフリー・アーチャー氏の新刊が出ました。
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アーチャー氏の作品で最初に読んだのは『ケインとアベル』。当時高校生であった私は活字の虫でしたが、海外の小説には手を出しておりませんでした。(カタカナ多いし、人の名前が覚えられない。。。)
何が引き金になったか記憶しておりませんが、書店で平積みになっていたこの本を購入いたしました。
読み始めるとぐいぐいと物語に引き込まれ一気に読んでしまいました。海外版大河ドラマ。
それ以来のアーチャー氏の大ファンです。
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でさっそく『誇りと復讐』を読み始めました。
まだ途中ですが、相変わらずぐいぐいと引き込まれます。
アーチャー氏の経歴はそれ自体がドラマ。
イギリスで議員となるが、詐欺に遭い財産を失う。その経験をもとに小説『百万ドルを取り返せ!』を執筆し大ヒット。
その後もヒット作を次々と発表するものの、偽証罪で投獄。
またまたその経験をもとに『獄中記』『プリズン・ストーリーズ』を発表。
いやはや、いろいろな意味ですごいです。。。
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昨日特急の中で『誇りと復讐』を読み、キリがいいところで新聞に鞍替えしたところ、アーチャー氏の小説の翻訳者である永井淳氏の訃報が掲載されており、ショックを受けました。
アーチャー氏の小説の面白いところは、原作が面白いことはもとより、翻訳家の力によってその面白さを殺さずより読みやすい形に仕上げてあったことだと思います。
永井氏はアーチャー氏の翻訳の他、スティーブン・キング氏、アーサー・ヘイリー氏の翻訳も手がけ、どの小説もとても面白い仕上がりとなっております。
心よりご冥福をお祈りいたします。